家づくりに失敗する最大の原因
当社にお越し下さった方には必ずお伝えしていることが
「年間6000世帯がマイホームを手放している」
という現実です。
これは、住宅ローンの返済による負担に苦しんでいる数であり
転勤などによるその他の事情は含まれていません。
"叶えたいと思う希望"と"守りたいと思う予算"。
家づくりでは、この2つのバランスをとることが、
非常に大切であり、そしてまた難しいことでもあります。
このバランスを崩さない役割を果たすのが『資金計画』です。
常に資金計画を傍らに家づくりを進めていけば、
予算オ―バーという失敗を犯さなくて済みます。
予算オ―バーをしてしまうと、
貯金を全てはたくことになったり、
親御さんに余分な援助をお願いすることになったり、
あるいは住宅ローンにその負担を乗っけざるを得なくなってしまいます。
最悪なのは、最後の住宅ローンへの過度の負担です。
その場合、固定金利を選べば純粋に支払い負担がアップするので、
建てたすぐから、しんどい生活を強いられることになるでしょうし、
変動金利や固定金利選択型金利を選べば、
金利が安い分、建てたすぐの生活はしんどくないですが、
金利の見直しとなる3年後や5年後、10年後に金利がアップすることになり、
そうなれば、いきなり生活水準が変化してしまうという事態を招きます。
下手すれば、ローンが払えなくなり、
せっかく建てた家を競売にかけられるなんてことになりますし、
その場合でも、決してローンがなくなるわけじゃなく、
家は手放さなけばいけないわ、なのに残債は支払わなければいけないわの
二重苦を味わうことになってしまいます。
ですから、そうならないためにも
『資金計画』はしっかりと行わなければいけないんですよね。
また、同じ予算オーバーするのでも、
『資金計画』を綿密にした上でオーバーするのと、
『資金計画』を疎かにしたがためにオーバーするのでは、
全く意味合いが変わってきます。
資金計画を綿密にした上で、
予算オーバーしてしまうということは、
守りたいと思っている予算を分かっていながら、
どうしても、その枠の中で収まらなかったがために、
オーバーせざるを得ないということです。
ですから、資金計画を疎かにしたままで
家づくりを進めていってしまった場合のように、
大幅に予算が狂ってくるわけじゃないので、
その負担は決して大きなものではありません。
また、その場合でも、
「その負担がどのように自分にかかってくるのか?」を、
シュミレーションしながら選択していただく、
つまり夫婦で相談し、頭でしっかり理解した上で決断していただくことになるので、
将来的に致命的なダメージを及ぼすことはまずないでしょう。
ですから、これから家を建てようと思っているあなたは、
『資金計画』は絶対に疎かにしないようにしていただければと思います。
と言っても、どのように『資金計画』をすればいいのか?
ということが分からないと思うので、
『希望と予算のバランスをとりながら家づくりを
進めていくための資金計画のやり方』についても
ゆくゆくお伝えしていければと思います。
それでは、、、